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クリスチャン・オジャール 歴史探偵日記 vol.2

2021.09.06
HISTORY

オジャール歴史探偵日記 2回 改良.jpg




















クリスチャン・オジャ―ルは来年で50周年を迎えます。



約半世紀にわたるブランドの歴史を振り返ってみると、今見ても魅力的なものがたくさんあることにビックリします。


このシリーズでは、さまざまな資料や写真を通して、クリスチャン・オジャールの歴史をひも解き、お届けしていきたいと思います。



お届けするのは、「クリスチャン・オジャール 歴史探偵」の氣駕マサヒコです。


楽しみにしてくださいね!



今回は、イケメンでマランな「クリスチャン・オジャール氏」についてご紹介します。


こちらがクリスチャン・オジャール氏の写真です。


750-1000オジャール氏.jpg



この写真からはわかりづらいですが、オジャール氏はファッション業界には珍しく


ブロンズに輝く肌とシャタンの巻毛、こぼれるような真っ白い歯ならびの持ち主でした。


『わたしはマランでした』と当時のインタビューに答えているほどです。


マランとはフランス語で船乗りです。


今見ても、イケメン感ハンパないですね!



でも、なんでマラン??



1945年フランス、ブルターニュに生まれます。


実家はマランから予想される通り、漁業でした!


子供の頃から海の男に憧れていたようで、時間さえあれば海に出ていたようです。


だから自分のことをマランと言っていたのでしょうね。



ここでもう1枚、オジャール氏の写真を見つけました!


お洒落なマランに見えてきましたね。


オジャールさん02.jpg




















見習い水夫として、北海のタラを獲る航海に出たこともあったそうです。


その後、プレタポルテのメゾンに入ってメッセンジャーをしていました。


しかし、たぐいまれな才能を持ち仕事もこなせる彼はメッセンジャーには物足らず、


雇い主を説得します。


1968年、オジャール氏22歳、やがて妻になるミケーレ・ドメルクと出会い、


共にスチリストとしてコレクションを創ることに成功します。



プレタポルテのクリスチャン・オジャール誕生!!



スチリストとは、企業デザイナーのことですね。



1972年にミケーレ・ドメルクと結婚。


彼女のスタイリング技術と彼のビジョンを融合させた、シックで着やすい仕上げの服に仕上げられ、


ファッション界での彼の才能を確立させていきます。


当時雑誌等で "ボン グー"、フランス語で『大変好ましい』と評されました。



ここでもう1枚、チャーミングな写真をお見せします。


オジャールさん03.jpg























笑顔も"ボン・グー"ですね!!  そして、真っ白い歯が魅了的です。


当時の記事にこんなやりとりがあることを発見。


  記者:「ムッシュ・オジャール、あなたが最も好きなものは・・・」


  オジャール:「もちろん女性ですよ」


        「その女性が自分のデザインした服を着て、より美しく、よりエレガントになってくれれば・・・」


と、満足そうに応えたそうです。



そして最後に「海のいい季節に日本に行きたい」と。


オジャール氏はプレタポルテの海が似合うマランだったのかも知れませんね!



今回の記事お楽しみいただけたでしょうか?


次回も楽しい記事を探してきますので、どうぞお楽しみに。





PROFILE


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氣駕マサヒコ


東京都出身。
1988年にイトキン株式会社に入社。販売から企画を経て、現在コーディネーターとして活躍中。楽しいトークが人気を呼び、全国百貨店を中心にトークショーを講演、テレビショッピング出演。

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