クリスチャン・オジャ―ルは来年で50周年を迎えます。
約半世紀にわたるブランドの歴史を振り返ってみると、今見ても魅力的なものがたくさんあることにビックリします。
このシリーズでは、さまざまな資料や写真を通して、クリスチャン・オジャールの歴史をひも解き、お届けしていきたいと思います。
お届けするのは、「クリスチャン・オジャール 歴史探偵」の氣駕マサヒコです。
楽しみにしてくださいね!
歴史探偵もいよいよ、 第4回目のレポートとなりました。
我ながらよく続いたものだと自画自賛しています。(本当はかなり飽きっぽい人です、たぶん)
さて、今回も48年前、1973年のアルバムを元に、当時にタイムスリップしましょう!!
まずは、この写真をどうぞ!!前回に引き続き1974年のSSコレクションですね!
当時のスタッフが撮影した資料用写真からです。
ダブルボタンの白のジャケットに裾が広がったパンツルックです。当時のトレンドですね。
生地と仕立てが良いから、パンツラインのシルエットが綺麗です、思わずボン・グー!!
よもやよもやの、パンツのシルエットは、おおおおおーーー懐かしのベルボトムではありませんか?!
この当時1960年から、ヒッピールックの代表としてデニムのベルボトムもトレンドでした。
そう言えば、私も当時ロン毛(今より毛があったので・・・)に厚底サンダルにデニムのベルボトムでした!
Gパン刑事を思い出しますねーーー『なんじゃー、こりゃ?!』って、シーンなんか・・・!!!
あ、また脱線してしまいました。
まさにこの頃、同じパリでピエールカルダン氏やイヴ・サンローラン氏がベルボトムのシルエットの
パンタロンスーツを発表して話題に。
ちなみにパンタロンはフランス語でパンツ、当時の日本ではベルボトムを指すようになり、現在はほぼ廃語で
ベルボトムが通常の呼び名になっているとのことです・・・ちゃんと探偵してます!!
さて次も、1974年SSコレクションの写真から。
レトロなリボンタイのプリントワンピース、ベルトのさし色が素敵!
柄の内容までは不明ですが、今でも人気の幾何学柄でしょうね。
当時のオジャール氏のデザイン評価に、こんな記事がありました。
「彼のデザインは、若々しい魅力、鮮やかな色、生き生きしたプリントで高く評価された」と。
クラシックな要素と当時の革新的要素を融合させたプレタポルテだったのです。
そして次の1枚です。
ちょっとカジュアルですが、エレガントなスタイリングですね。
ボーダーのカットソーに前ボタンのひざ下丈のスカートがスタイリッシュ!!
この当時はフレアスカートの人気が復活して、ビッグスカートもトレンドでした。
モデルさんのリラックスした感じが伝わってきます。 こういうの仕事で大事ですよね ♪
次は2枚続けて。
同じく素材の良さが伝わってくるワンピースです。こちらもワンポイントのベルトがレトロで良いです。
胸元のギャザーの切り替えや、袖のゆったりしたラインなどから、当時オジャール氏の作る服は
着やすいと言われたのも当然かなと。
さて、最後は耳より情報をキャッチ!
クリスチャン・オジャール氏が活躍している時に、アシスタントとして、
なんと、あの ミシェル・クラン氏が若き頃一緒に働いていたとのことがわかりました!!
さすがに、ビックリです!
まさに夢のコラボが過去において実現されていたのです!!
今回の記事お楽しみいただけたでしょうか?
次回も楽しい記事を探してきますので、どうぞお楽しみに。
探偵稼業まだまだ続きますよ、じっちゃんの、名にかけて!
PROFILE
氣駕マサヒコ
東京都出身。
1988年にイトキン株式会社に入社。販売から企画を経て、現在コーディネーターとして活躍中。楽しいトークが人気を呼び、全国百貨店を中心にトークショーを講演、テレビショッピング出演。
2024.02.01
2023.09.19
2023.09.05
2023.09.04
2023.08.28
2023.08.21
2023.08.21
2023.08.14