クリスチャン・オジャールは1941年フランス、ブルターニュ生まれ。
「私は水夫でした」と茶目っ気たっぷりに自己紹介することもあった、彼は漁業を営む家で育ち、若い頃はもっぱら家の船で海に出ていたそうです。
彼はファッション界では珍しいスポーティな"海の男"でした。
22歳の時に運命の転機が訪れます。
パリの元美術学生、ミッシェル・ドメルクとの出会いです。
たちまち恋に落ちた彼は、彼女と一緒になるためにパリに上京。
プレタポルテ会社のシャルル・モードレで働き始め、メッセンジャーや営業などを経て、事業家としての3年間の修行を積みます。
1967年、ミッシェルと共に念願のクリスチャン・オジャール社を設立。
2人は新感覚のプレタポルテを発表します。
クラシックな要素にスポーティな要素を融合させたシックで着やすい服が人気を得て、またたく間にファッション界の寵児に。
1972年に2人は結婚。
イトキンとライセンス契約して日本上陸を果たします。
コレクションは年ごとに成功しブランドは順風満帆に。
1977年3月8日、馬を愛したクリスチャンに突然の悲劇が襲いかかりました。
大好きな乗馬中に落馬し、この世を突然去ってしまうのです。
コレクション発表日の5日前の出来事でした。
彼亡き後はミッシェルが会社を引継ぎます。
若い彼女は苦労しながらも必死に働いて、オジャール社はその後も発展を続けました。
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