クリスチャン・オジャ―ルは今年で50周年を迎えます。
約半世紀にわたるブランドの歴史を振り返ってみると、今見ても魅力的なものがたくさんあることにビックリします。
このシリーズでは、さまざまな資料や写真を通して、クリスチャン・オジャールの歴史をひも解き、お届けしていきたいと思います。
お届けするのは、「クリスチャン・オジャール 歴史探偵」の氣駕マサヒコです。
楽しみにしてくださいね!
今回の歴史探偵は、『国内で生産されたクリスチャンオジャールのヴインテージ物を探せ!』のシリーズに挑戦。
と言っても、なかなか昔のお洋服を残している方など、見つかりませんよね(泣)
しかし、ここは名探偵の腕の見せどころ!!
ついに見つけましたよ・・・なんと、すごいお方を発見です。
1980年代からオジャールのショップに立ち、今ではヒロココシノの店長をなさっている、
伝説のファッション アドバイザー、澤地さんでーーーす!
なんと澤地さん、1983年頃、銀座のオジャールのショップで商品を購入してから、オジャールのお洋服のファンに!
その後、1985年には、東急プラザ店で憧れのオジャールのスタッフになりました。
1989年には東急日本橋店の店長として勤務後、1995年からは西武池袋店の店長を勤められました。
どのお店も、人気で売上の高いショップを担当されていました。
この澤地さんが、80年代のオジャールのヴインテージ物をいくつか保管していてくれました!!!
今回の表紙にもあったスカートが、これ!
1986年頃のペイズリー柄のスカートです。
今では、オジャールと言えばペイズリー柄というイメージですが、このスカートの模様は、まさに初期の頃です。
デザインもハイウエストで切り返しがあり、ベルトループが付いているあたり、80年代のトレンドです!
巻きスカートのように見える、デザインもエレガンスですね。
落ち着いていて、気品があって、おしゃれな配色が人気だったとのこと。
当時のお話では、この配色はプロの絵描きさんの色使いと言われたいたそうですよ、確かにきれい!!
残しておいた気持ちがわかりますね。
次は定番的人気のあったブルゾンとブラウスを続けて!
3色展開で1年を通して作られた人気アイテムとのこと。
パーカー部分の配色と、ゆったりしたライン。
写真では見えませんが、かぶせポケットの中もファスナー付き、袖部分にもパーカー部分と同じ配色があるので、
折り返して着てもアクセントになるデザインですね!
スピンドルの留め具部分も金属で仕上げられていますので、高級感があります。
このパーカー付きプルオーバーの他に、前開きタイプもあって、当時10年間くらい連続生産されていたそうです。
このブルゾンは1990年~1992年頃の物とのこと、30年以上も前なんですね。
襟に特徴のあるブラウス、1986~1987年頃の商品。
レトロなフラワープリントの配色が素敵!
大きめのポケットが、右側にデザインされていますね。
襟部分も袋縫いされていて、縫い目が見えないような縫製がされています。
聞いたところによると、このブラウスは長めの丈ですが、ボトムにインして着ていたそうです。
当時はトップスをインする着こなしが大流行でしたね!
え? 当時の澤地さんを見てみたい?
わかりました、ご本人の許可を特別にいただいて・・・こちら!!!!
さすが、お美しいお姿! ソバージュに肩パットが、まさに90年代ど真ん中です。
澤地さんに当時の様子を聞きましたら、
「大人の女性がかっこいい時代で、若い子の憧れでしたし、私自身も憧れました」と。
その憧れが、オジャールといブランドの原点になっているような気がします。
次回は、澤地さんのお持ちの商品と当時のカタログを合わせたものを、お見せできそうです!
乞うご期待!!!
今回の記事お楽しみいただけたでしょうか?
次回も楽しい記事を探してきますので、どうぞお楽しみに。
探偵稼業まだまだ続きますよ、じっちゃんの、名にかけて!
PROFILE
2024.02.01
2023.09.19
2023.09.05
2023.09.04
2023.08.28
2023.08.21
2023.08.21
2023.08.14