クリスチャン・オジャ―ルは今年で50周年を迎えます。
約半世紀にわたるブランドの歴史を振り返ってみると、今見ても魅力的なものがたくさんあることにビックリします。
このシリーズでは、さまざまな資料や写真を通して、クリスチャン・オジャールの歴史をひも解き、お届けしていきたいと思います。
お届けするのは、「クリスチャン・オジャール 歴史探偵」の氣駕マサヒコです。
楽しみにしてくださいね!
さて今回も、引き続きオジャール氏のいとこにあたるジャック・ケルルーさんのインタビューの話題からの第2弾です!
彼が、近くでオジャール氏を見ていたことで、色々なシン事実が判明してしてきました。
このジャック・ケルルーさんは、オジャール氏に誘われ、ビジネス管理を担当で、クリスチャン・オジャール社に入りました。
この時、すでにオジャール氏と妻のミシェールさんは、一緒に仕事をしていました。
メインラインを彼が担当、ドレッシーなブテイッククラインを彼女が担当していた頃ですね。
この頃のオジャール社は毎年売上高を2倍にしていたそうで、いとこの彼から見たら、オジャール氏は少し狂気じみたくらいに、
何事も恐れず、また危険を冒すことも恐れなかったみたいです。
きっと、強い信念をもって、周りを引き付ける魅力を持ち合わせた人だったのではないでしょうか!
そういう人間的魅力のある人って、憧れますよね。
さて、表紙の1枚を!
どうですか?? この人懐っこい笑顔も、すてきな武器だったのでしょうね!
わかる気がします。。
この写真、レザージャケットが似合ってますね。
私も欲しくなってきました、今年の秋には、買いに行こうかしら?
さて、オジャール氏といえば、1975年代の新星の一人ですが、いとこのケルルーさんは、彼のスタイルの定義をこんなふうに説明していました。
『オジャール氏は、コルセットのない服をデザインすることで、女性がより快適に着こなす服を作る才能を持っていました。』
これをきっかけにして、メンズコレクションも発表。
裏地のないジャケットを初めて作ったのもオジャール氏だったそうです、ビックリ?!
『このコレクションは北欧諸国やドイツで大成功をおさめ、サイズが40号が42号になるくらい、快適なシルエットでしたね。』
『彼はフランネル、ポプリン、シルクといった美しい素材を使い、アンチ・シャネルと言ってもいいくらいでした。
サンローランの伝統を受け継ぎ、その影響を受けてパンツスーツが好きでした。』
そして、
『彼は美しいプリント、素材、そして常にラグジュアリーという概念を持って、生地を見ていました。』
とも語っています。
この頃のメンズコレクションのカタログがこちら。
あれ!?と、 お気づきの方もいらっしゃると思いますが・・・・そうです、自分でモデルやっているところなど、
さすがです、おまけに普通にカッコイイ!!
服のシルエットがゆったりしていて、着やすさが伝わってきます。
右下のパンタロンも当時のトレンドですね!
高級感のある素材とパターンが素敵です!
寄りで見ても、カッコイイでしょう!
当時、クリスチャン・オジャールはアメリカでも人気がありました。
バーンズやブルーミングテールといった百貨店で非常に良く売れたことから、ニューヨークに自分の店を持ちました。
オジャール氏自身がとても魅力的だったこともあり大成功を収め、大躍進をします。
いとこの言葉から、当時はなんでもできるように思え、1つ作ればうまくいく時代だったそうです。
現在のような競争はない時代で、フランスのファッションは世界中に強いインパクトを与えていたそうです。
まさに、プレタポルテの黄金時代だったのです。
次回も、いとこのジャック・ケルルー氏のインタビューの続々編を紹介しますので、お楽しみに。
これからも、オジャールに関するあらゆる情報を探していきますね!!
今回の記事お楽しみいただけたでしょうか?
次回も楽しい記事を探してきますので、どうぞお楽しみに。
探偵稼業まだまだ続きますよ、じっちゃんの、名にかけて!
PROFILE
2024.02.01
2023.09.19
2023.09.05
2023.09.04
2023.08.28
2023.08.21
2023.08.21
2023.08.14