クリスチャン・オジャ―ルは今年で50周年を迎えます。
約半世紀にわたるブランドの歴史を振り返ってみると、今見ても魅力的なものがたくさんあることにビックリします。
このシリーズでは、さまざまな資料や写真を通して、クリスチャン・オジャールの歴史をひも解き、お届けしていきたいと思います。
お届けするのは、「クリスチャン・オジャール 歴史探偵」の氣駕マサヒコです。
楽しみにしてくださいね!
さて今回も、オジャールの海外でデザインされたヴィンテージ商品をご紹介の続きです!!
助手のワトソン有里が、地道に世界中から買い集めたオジャールの商品が見られますよ。
まずは、この1枚から。
こちらは、1970年代のワンピースです。
レッド系とグリーン系で描かれたフラワープリントが素敵な1枚です。
共布のボウタイが付いていたので、巻いてみました!
同じく共布のベルトもあったので、つけてみたのがこちら。
スタンドカラーからのプリーツのラインが美しいですね。
次はスカート。
こちらイレギュラーヘムのジョーゼットのフレアスカートです。
生地とパターンが、美しいドレープを演出しています。
拡大すると、細かいプリーツがドレープを作っているのがわかりますね!
ボタンの色合わせも、さすがです。
ドレープの綺麗さを見せた、1枚がこちら。
こちらのスカートは、1980年代の商品でした。
次は、ドット柄のプリントが美しいプリーツスカートです。
黒地にマスタードイエローのドットの配色ですね!
シックであり可愛さも両立されたスカート。
こちらも、1980年代の商品です。
生産国はフランスです。
拡大すると細かいプリーツから生まれる、綺麗なラインの落ち感が素敵ですね!
前回は、1970年代がメインでしたが今回は1980年代が多く登場しています。
1980年代ファッションと言えば、スタジャンやダウンジャケットが流行してユニセックス化が進んだ頃。
ニュートラ、ハマトラ、プレッピーの3ルックが大流行!
竹の子族が原宿で踊り、ゲームウォッチにルービックキューブ、
ダンシング・オールナイトに異邦人を歌いながら、『赤信号、みんなで渡ればこわくない』なんて
今ではコンプライアンスで怒られそうな流行語が流行ったのも、この頃でした。
おっと、また話がそれました・・・・。
次の商品の紹介です!
こちらも、1980年代のクラシカルなコートです。
ボトルグリーンの微光沢が美しい1枚。
ラグランスリーブでの、ビッグなショルダーが、この時代のポイントでした。
近年のトレンドもビッグラインが流行っているというのも、面白いです。
襟も大きめで、ステッチの配色が綺麗!
同色のくるみボタンも大きさがマッチしています。
次は、1990年代の異素材カーディガンです。
春のお花がプリントされた、スカーフのような前見ごろが素敵!
拡大すると、こんな感じ!
ペイズリーの織地の上にプリントが施されています。
凝ってますよね!!!!
さて、次にご消化するのは、1980年代のタグの面白いシルクサテンのスカートです。
この頃を代表するようなゴージャスでエレガントなブラックのシルクサテン。
表面感もゴージャスじゃ!
やっぱりいい時代でしたね。
面白いのは、こちら!
PARISとNEW YORKの両方が入っている珍しい織りネームです。
最後にご紹介するのは、年代不詳の1枚。
ボーダー柄ネクタイが付いたシルクブラウスです。
ハリ感のあるボーダー柄のネクタイと襟は一体化されています!!
拡大すると、わかりますのでどうぞ!
やはりフランス製ね! という1枚でした。。。
さてせっかくなので、今まで集めて商品でコーディネートを組んでみました!
それが、こちらです。
どうです? 時空を超えたスタイリングです!
まさに、レトロモダンのコーディネートでしょう。
きっと、オジャール氏もこのスタイリングを見て、ビックリすることでしょうね。
まさか時を超えたスタイルを組めるなんて!
今日から私も、時空探偵?! え?どこかの番組であったようだって?まあまあ・・・・。
今回の記事お楽しみいただけたでしょうか?
まだまだ珍しいヴィンテージ商品って、あるものですね!よくこれだけの商品を集めたものです。
ワトソン君の働きに敬意を評しましょう。
探偵稼業も いよいよ山場を迎えました。
さあ猛ダッシュ! じっちゃんの、名にかけて?!
PROFILE
2024.02.01
2023.09.19
2023.09.05
2023.09.04
2023.08.28
2023.08.21
2023.08.21
2023.08.14